ストラテラ(アクセプタ)を7日飲み続けた結果

 

オーサカ堂から「アクセプタ 40mg」を購入。

飲んだ当日からメキメキと効果が現れはじめた。効果が出るのには、2週間~1ヶ月かかると言われていたが、そんなことはない。まず体感したのは、「先延ばし」がなくなったこと。ADHD患者に見られる特徴の1つに物事を先送りするクセがある。

 

「後でやればいいや…」

「まだ◯◯日あるから大丈夫」

 

締め切り当日になってようやくケツに火がつく。「過集中」のおかげで何とかサマにはなるが、出来上がったものは、計画を立てて進めていればもっと内容が充実しただろう、こんなに慌てずとも済んだだろう、とすぐに分かるレベル。

 こういった悩みが飲み始めた当日から消えた。おそらく、プラシーボ効果も作用しているのだろうが、目の前のタスクをさしたる苦もなく、淡々と片付けていくことが出来る。そもそも「先延ばししよう」という感覚が起こらない。

メカニズム~なぜ「先延ばし」がなくなるのか~

ADHD患者は、前頭葉野がうまく機能していない。モチベーションにかかわるドーパミンや集中力にかかわるノルアドレナリンが正常な量放出されずに、非活性化状態に置かれていると言われている。下の図をみて欲しい。いかにADHDの脳がマトモに機能していないかが分かるだろう。

 

 

これを解決してくれるのが「ストラテラ」。ダイレクトに前頭葉野に作用し、「ノルアドレナリン」のトランスポーターによる再取り込みを阻害してくれる。つまり、これらの物質を集中に必要な量プールした状態に、前頭葉野を保ってくれるのだ。

 類似薬品として「コンサータ」がある。こちらも「ノルアドレナリン」の再取り込みを阻害するという点では似ているが、違うのは脳の神経に直接働きかけ、「ドーパミン」を放出させる効能も持っている。そのため、前頭前野以外にも側坐核など脳の広範囲に効果が及び、依存症になるリスクをはらんでいる。

気になる副作用

ストラテラ」は「コンサータ」に比べ副作用が少ないと言われているが、やはりそれらしき症状はあった。人によって、「頭痛がする」「吐き気がする」「食欲・性欲が減退する」など、様々な症状が見られるそうだが、自分の場合は「気持ち悪さ」と「食欲不振」、それに「中途覚醒」。

吐き気や食欲減退に関しては、胃が「ノルアドレナリン」の影響を受けていることが原因らしい。早朝勝手に目が覚めてしまうというのは、脳が覚醒状態にあるからで説明がつく。

いずれにしても、副作用が出ているということは、効果がシッカリ出ているということの証でもある。しかもその副作用についても、飲み始めから3日ほどで収まってしまった。